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川崎市立今井小学校熱中症「暑さに耐えてこそ日本人?」学校の教育目標とは真逆・・・

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引用:川崎市立今井小学校HP

神奈川県川崎市にある川崎市今井小学校で、体育の授業をしていた小学6年生の生徒6人が熱中症と思われる状態になっていたことが判明しました。炎天下の中でリレーの練習をしていたと判明しており、今年のイレギュラーな授業体制によって何も悪くない子ども達が苦しむこととなってしまいました。

記事では川崎市今井小学校で起きた問題について、掘り下げて行きます。

川崎市立今井小学校で起きた問題の概要

26日午前9時45分ごろ、川崎市中原区の市立今井小で「体育の授業中に児童が熱中症になったようだ」と119番があった。市消防局によると、6年生の男児2人と女児4人の計6人が病院に搬送されたが、いずれも軽症。

市教育委員会などによると、当時、校庭でリレーの練習をしていたといい、授業終了後に吐き気などの症状を訴えたという。

気象庁と環境省は、神奈川県などで26日に熱中症のリスクが特に高まるとして「熱中症警戒アラート」を発表していた。

引用:https://www.sankei.com/affairs/news/200826/afr2008260010-n1.html

  • 学校 川崎市立今井小学校(いまいしょうがっこう)
  • 住所 神奈川県川崎市中原区今井西町3-18
  • 生徒数 740名(今井小学校ホームページより)
  • 2020年8月26日川崎市の最高気温 32℃(Yahoo!天気予報)

8月26日の午前に川崎市立今井小学校では、小学6年生の生徒が体育の授業を実施。学校のホームページによれば11月に運動会予定とされており、それに向けての練習だった可能性も考えられます。ところが生徒6名が授業終了後に異変を訴えたという内容でした。

まず問題なのは今井小学校の生徒が異変を先生に伝えられたのが、授業終了後というところです。9時45分よりも前から調子がおかしいことに気付いていた生徒は居たはず。しかし先生に異変を伝えることは出来ず我慢していたのでしょう。とりあえず授業が終わるまで・・・と耐えていた生徒を思うと胸が痛みます。

引用:日テレNEWS24

授業終了後に熱中症と疑われる症状を伝えたと書かれていることから、伝えたが休んでおくように言われたという訳では無いようです。

もし授業の進行に集中していて生徒の様子の変化に気づいていなかったとすれば、この真夏の炎天下で体育の授業をすることに対しての注意が欠けていたと言われても仕方ないでしょう。(もちろん先生方にとっても今年は異常事態で、いっぱいいっぱいなのは理解できますが。)

またリレーの練習という団体競技だったことも、今回の問題に繋がってしまった理由の1つと見ることが出来そうです。今井小学校6年生のクラス全員で一致団結してリレーの練習をすることで、チームワークや友情を深めてクラスの関係をより良いものにする。

近年問題になることも多い組体操もそうですが、とにかく教育する側の人はこういった分かりやすくみんなで頑張るものを好みます。生徒からすれば「リレーの練習中にしんどいと伝えたら、みんなに迷惑がかかる」と思ってしまってもおかしくありません。

引用:日テレNEWS24

小学1年生や2年生ではなく6年生だった時点で、今井小学校の運動場での体育が相当に過酷な環境だった事は推測できます。今回は幸いにも全員軽傷だったとのことですが、もっと深刻な事態になっていたとしても学校や教育委員会の発言を予想することは簡単です。

「生徒には大変申し訳なく思う。徹底した再発防止に努める。」小学生に真夏に外でリレーをさせている時点で、1回目が起きないようにする気は無かったようです。

川崎市立今井小学校「やさしく楽しくたくましく」

川崎市立今井小学校はJR南武線の武蔵小杉駅と、武蔵中原駅のちょうど中間あたりに位置していました。都会の中にある学校ということで、自然豊かな地域と比べると環境も大きく違うことが伺えます。

川崎市立今井小学校のホームページを見てみると、学校の教育目標として「やさしく 楽しく たくましく」と掲げられていました。

引用:川崎市立今井小学校ホームページ

やさしく、楽しく、というのは分かります。しかしたくましい子どもに成長するため8月の太陽が昇っているときに、熱中症と思われる状況になるまでリレーの練習をする必要があるとは思えません。さらにこの教育目標について詳しく書かれたものも、今井小学校ホームページに掲載されていました。

引用:川崎市立今井小学校

  • 自ら学ぶ意欲と学ぶ力を育む(はぐくむ)学校
  • 豊かな心と健やかな体を育む学校
  • 安全が確保され、地域とともに歩む学校

少なくとも問題が起きた以上は安全は確保されていなかったと思わざるを得ませんし、健やかな体を育むとは真逆のことが起きてしまっています。ネット上にはこういった意見も出ていました。

引用:Twitter

子どもが炎天下で苦労している様子を見て喜ぶ教育関係者や地域住民が少なくないですから。

暑さに耐えて、汗を流しながら、苦しみながら最後までやり抜く。教育委員会の人に「皆さんには45分間リレーの練習を外でして頂きます」と言ったら怒鳴られそうですが、それを子どもたちにやらせていることは何も感じないのでしょうか。

大事な息子・娘が危険に晒される保護者にとってはたまったものじゃありません。「いってらっしゃい」と朝見送った子どもが、わずか1時間2時間後に様子がおかしくなっていました。子どもが無事で心の底からホっとすると同時に、「ふざけるな」と学校に怒りが爆発しても何もおかしくない。

引用:FNNプライムオンライン

もしもっと大変なことになっていたら。想像するだけで背筋が凍る思いでしょう。学校に登校しないと通信表の評価に影響するかもしれない。でも学校に登校するとまたこういった事になるかもしれない。目の前でその様子を見ていた他の生徒にとっても、ショックは大きかったはず。

校長先生も教頭先生も教員の方も「どう見てもこの時期に体育の授業はおかしいじゃないか」と、子どもの安全を1番に考えて言って欲しかったと思うばかりです。

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