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自民党総裁選の仕組みを分かりやすく解説!任期や地方票の扱いも紹介します

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自民党総裁選に関するニュースは定期的に放送されますが、仕組みに関してはどうなってるのかイマイチ分からない方も居ると思います。

最近では自民党・二階俊博幹事長による、安倍総理がやるなら4選もあり得るという趣旨の発言もありました。

 

現在の自民党総裁は安倍総理ですが、これは自民党総裁選によって決められます。

そもそも総裁とはどういうポジションなのか、総裁選はどういった仕組みなのか、地方票の扱いとは。

 

今回はこういった事も含めて自民党総裁選について分かりやすく解説したいと思います!

それでは早速ですが行ってみましょう~

自民党総裁とはどういうポジション?

 

これは簡単で自民党の代表(トップ)=自民党総裁です。

安倍総理は2012年から自民党総裁を務めているため、自民党トップのポジションに居る国会議員ということになります。

 

過去に総理大臣だった小泉純一郎さんも、福田康夫さんも、麻生太郎さんもその時の自民党総裁でした。

自民党総裁は自民党内で行われる選挙(自民党総裁選)で選出されます。

 

では自民党総裁選=総理大臣を決める選挙かというと、自民党が与党であれば正解ですが野党であれば違ってきます。

総理大臣は衆議院選挙で、最大議席数を獲得した政党のトップが就任するのが通例です。

 

最後に衆議院選挙が行われたのは2017年で、このときに自民党が465議席中284議席と過半数以上を獲得したので現在自民党が与党です。

一方で2009年に行われた第45回衆議院選挙では、民主党(当時)が480議席中308議席を獲得して与党となり政権交代となりました。

民主党政権では鳩山由紀夫さん、菅直人さん、野田佳彦さんが総理大臣を務めましたが、これも民主党代表選で選ばれた民主党のトップだったという事ですね。

 

では改めて、自民党総裁選について見て行きたいと思います!

自民党総裁選の仕組みを分かりやすく解説!

自民党総裁選とはわかりやすく簡単に言ってしまうと、自民党の代表となる議員を選ぶ選挙のことを言います。

この選挙は自民党内で行われるので、国民や他の政党の議員も投票には参加できません。

 

ただ、自民党の国会議員だけが投票できるという訳ではなく、条件を満たせば自民党を応援する党友と呼ばれる市民も投票に参加できる仕組みです。

まずは自民党総裁選の投票資格を持つ人について、わかりやすく見て行きましょう!

自民党総裁選の仕組みを分かりやすく:投票資格

自民党総裁選に投票できるのは、自民党の国会議員・党員、さらに党友と呼ばれる方となっています。

この党友というのは党員ではないけど自民党を支援している人たちで、投票資格を得られる組織に所属して2年間会費を払うことで総裁選の投票が可能です。

 

自民党員の場合は直近2年間に年党費4000円を納めていれば、国会議員でなくても党員資格を得ることが出来て総裁選の投票が可能になります。

そのため総裁選直前に自民党員となった場合には、2年間経過していないので投票に参加は出来ません。

 

自民党員・党友になれるのは20歳以上とされていましたが、2018年の自民党総裁選から18歳以上に変更されました。

国会議員になるには衆議院は25歳以上、参議院は30歳以上とされているので、24歳以下の方の場合は党員として政治に関わることも出来ますね。

自民党総裁選の仕組みを分かりやすく:地方票

自民党総裁選では1回目の投票で過半数を獲得した場合は、第○○代自民党総裁となります。

一方で1回目に過半数を獲得できなかった場合は、上位2名で決選投票としてもう一度投票を行って決定する仕組みです。

 

自民党総裁選の際に党員・党友の票は地方票として、国会議員票と区別して扱われます。

この地方票の仕組みは総裁選がどういった経緯で実施されたかで変わるので、ちょっとややこしくなっています。

それぞれのパターンにおいて、どう地方票の扱いが変わるのか見て行きましょう!

自民党総裁選における地方票の扱いパターン1

最初に解説するのは、1期3年(最大3期9年)の任期が満了して総裁選が行われる場合

 

1回目の投票には自民党の国会議員と、党員・党友による地方票の投票資格を持っている人全員が参加可能です。

ただし地方票の扱いは同じ1人1票ではなく国会議員票が計400票なら、地方からの得票数が500票あってもドント方式で計算しなおして計400票として分配されます。

ドント方式については全くわかりやすくないので割愛させて下さい。

 

決選投票ではちょっと仕組みが変わって、国会議員はそのまま全員投票できますが党員・党友は再度投票できません。

決選投票において党員・党友の地方票は、決選投票に進出した候補者のうち都道府県別で1回目の投票で票数が多かった方に自動的に1票が入ります。

パターン1
  • 1回目の投票には国会議員が1人1票で投票に参加
  • 党員・党友も1人1票を持って参加できるが、得票数はドント方式と呼ばれる計算で所属国会議員と同じ数の票を分配
  • その結果、A候補とB候補が決戦投票に進出
  • 埼玉県の党員・党友は1回目でA候補に投票した人が1番多かった。決選投票は埼玉県の票としてA候補に自動的に1票
  • 広島県の党員・党友は1回目でC候補に投票した人が1番多かったが落選。2番目はB候補だったので、決選投票は広島県の票としてB候補に自動的に1票

自民党総裁選における地方票の扱いパターン2

続いて解説するのは、任期途中に辞任などで総裁が空席となった場合。

 

このときも国会議員が1人1票を持って投票するというのは変わりません。

その一方で党員・党友による地方票の仕組みは先ほどのパターン1と変わってきます。

 

パターン2の場合だと地方票は、各都道府県ごとに3ポイントが割り振られて代表者が投票します。

決選投票に進んだ場合も先ほどの自動ではなく、各都道府県の代表者が投票参加して最終得票数の多かった候補が自民党総裁となる仕組みです。

パターン2
  • 1回目の投票には国会議員が1人1票で投票に参加
  • 党員・党友ではなく各都道府県の代表者が3ポイントを持って投票に参加する
  • その結果、A候補とB候補が決戦投票に進出
  • 決選投票にも代表者は参加して地方票を投票する

 

何となくでも伝わりましたでしょうか。

自民党が最大議席数の与党だった場合は、この総裁選で選出された議員が総理大臣を務めることになります。

自民党総裁選に立候補する仕組みを分かりやすく

 

自民党総裁は党内で行われる選挙(総裁選)で選ばれますが、総裁選には条件を満たせば立候補することができます。

 

条件は立候補に際して、参議院・衆議院の国会議員から推薦人として20人集めること。

候補者を推薦するというのは「総裁選ではその人を応援しますよ」という事にも繋がるので、この部分で推薦されるだけの人材であるという基準にしているようです。

 

先ほども紹介したように結果的に総理大臣を決める選挙であったとしても、国会議員・党員・党友以外の人は投票できません。

ただ小泉純一郎さんのときのように、世論の人気が後押しする例もあるので間接的に一般の方の意見が影響する可能性はあります。

 

総裁選が近づいてくると「推薦人を何人集めた」と言うようなニュースが流れてくるので、誰が誰を推薦したのかなどを見て行くと理解が深まってオススメです。

自民党総裁選は次回いつ開催される?

 

2012年9月に行われた総裁選で安倍総理が当選していて現在3期9年の8年目に入っているので、次回の自民党総裁選は来年2021年9月の開催予定です。

仮に安倍総理がそれまでに自民党総裁を辞任した場合は前倒しで行われます。

 

そのため現状だと安倍総理の任期は残り約1年4か月で、4選を目指すとなった場合も2021年9月に総裁選が開催されます。

次の総裁候補には石破茂さんや岸田文雄さんなどの名前が挙がっていますが、出馬を明言している人はまだいません。

自民党総裁の任期に関する仕組みを分かりやすく

自民党の規則で任期は3期9年までと定められています。

かつては2期4年までとされていましたが、2003年に2期6年まで、2017年に3期9年までと変更されました。

この記事の冒頭で触れた二階幹事長による4選という話は、この規約を変更して安倍総理の4期目に関する話題です。

 

 「安倍総理が(もう一期総裁を)おやりになるということになれば、一致して安倍総裁の当選のために、党は結集するということは十分あり得ることです」(自民党 二階俊博 幹事長)

 

総裁任期はこれまでに一度も変わったことがない規則でもないので、安倍総理が決断した場合は党内で前向きに検討される可能性も高そうです。

ちなみに過去には中曽根康弘さんが選挙の好結果を受けて特例として1年延長、小泉純一郎さんは逆に延長を断り任期満了を迎えました。

最後に

今回は自民党総裁の仕組みについて分かりやすく解説しました!

 

選挙の仕組みとなると難しく感じることも多いですが、総裁選の投票の仕組みはまだわかりやすい方かなとも思います。

流れを分かった上で総裁選を見てみると面白い部分もあるので、次回開催される際にはニュースなどでチェックしてみてください。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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